【クラウドソーシンング】特徴と種類
多くの利用者が活用しているクラウドソーシングは、個人で案件を請け負う形態のフリーランスにとって便利なシステムです。
クラウドソーシング
クラウドソーシングを利用する企業や個人のクライアントは、「コンペ形式」「タスク形式」「プロジェクト形式」のいずれかを選択して案件を発注します。どの方法を選択するにしても、案件についての詳細を含む募集要項は公開されます。クラウドソーシングのシステム上で進捗管理やメンバーの管理、成果物の回収ができるため、フリーランスに仕事を依頼したいクライアントの手間を大幅に省くことができます。クラウドソーシングの規約に反しない限り、案件の大小に関係なく発注できるのも魅力のひとつといえます。案件を探すフリーランスにとっては、営業しなくても案件の概要を見て応募するかしないかを決めることができるため、無理のない範囲で仕事を請け負うことが可能です。
タスク形式
1時間程度で完了可能なタスクを請け負うことができるのが「タスク形式」です。タスク形式では、クライアントとの事前契約を取り交わす必要がなく、その場で作業をこなして納品できてしまいます。タスク形式に多いのは、アンケートやライティング、書類のデータ化など報酬額が小さい案件です。タスク形式で発注するクライアントの多くはスピードと量を求めているため、修正などの対応を迫られることはほとんどありません。
コンペ形式
コンペ形式では、不特定多数のフリーランスが作成した成果物の中からクライアントが選択したものが採用されます。コンペで選択されなかった成果物に対する報酬は支払われない仕組みなので、フリーランスにとってはリスクの高い方法です。コンペ形式で募集されるのは、イラストやロゴ、キャッチコピーなどがほとんどです。
プロジェクト形式
プロジェクト形式は、クラウドソーシングの中でも最も安定した案件の受注方法です。案件の大まかな概要が公開されており、応募したいフリーランスは自己PRや見積りを提案します。そこで選ばれたフリーランスは、クライアントと案件についての打ち合わせを行ってから作業を開始します。プロジェクト形式で発注されている案件は、アプリケーション開発やWebサイト開発、デザイン、ロゴ、ライティングと多岐にわたり、発注金額も大小さまざまあります。お互いの条件がぴったりとマッチする関係ならば、継続的に案件を受注できるようにもなります。プロジェクトの実績を多く積んでいけば、他の案件に応募する際にステップアップしていくことができるでしょう。長くプロジェクトの実績を積むほどクラウドソーシング内での信用度も上がるので、新たな案件が受注しやすくなるというメリットもあります。
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【エージェント】サポートが手厚い!契約の柔軟さに欠ける?
フリーランスエージェントは、本人に代わって営業や交渉、契約、案件スタート後に至るまですべてを丁寧にサポートします。しかし、エージェントで紹介している案件の多くは企業に常駐しなければならない案件で、会社員と同じく週5回の通勤があります。自由が魅力のフリーランスにとっては悩ましいところですが、報酬額の大きさはクラウドソーシングにかなわないものがあります。エージェントを利用する際は、メリットだけでなくデメリットについてもよく考えましょう。
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クラウドソーシングとエージェントの利用がおすすめ!
フリーランスの案件探しにおすすめなのが、クラウドソーシングとエージェントです。ITまわりの案件が多いクラウドソーシングでは、タスク形式、コンペ形式、プロジェクト形式でクライアントと直接やり取りしながら案件を受注できます。エージェントの場合は、総合型、業界特化型、求職者セグメント特化型などいくつかの種類があり、フリーランスの職種や目的に応じて使い分けることで最適な案件を獲得することができるようになります。
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そもそもフリーランスとは?
フリーランスとは、団体や組織、企業に一切所属することなく個人で仕事を請け負っている人のことをいいます。フリーランスに多い職種としては、ライターや編集者、デザイナー、イラストレーター、プログラマーなどがあります。どの職種にも共通しているのは、パソコンとインターネット環境のあるところなら時間と場所を選ぶことなく仕事ができるという点です。実際に活躍しているフリーランスについて知ると、フリーランスの形態について理解しやすくなります。